宗隣寺庭園

宗隣寺庭園

歴史

宗隣寺は、宝亀8年(777)、唐より来朝した為光和尚によって松江山普済寺として創建されたと伝えられています。その後、寛文10年(1670)に宇部領主 福原広俊が父元俊の菩提を弔うため、庵宗迢和尚を講じて中興開山し、名を宗隣寺としました。

「龍心庭」と呼ばれる庭園は池泉観賞式で、南北朝時代に作庭されたと言われる山口県最古の庭園です。昭和43年(1968)に荒廃していた庭園を復元し、夜泊石と干潟様の意匠が発見されました。

池の中の夜泊石は、蓬莱島へ向かう、あるいは帰船した宝船が停泊している様子を表しています。瓢箪の形をした池には水嵩が減ると現れる州浜があり、潮の満ち引きを表現した干潟様式の手法が採られています。この様式は平泉の毛越寺と宗隣寺にしかない鎌倉(南北朝)時代の貴重な遺構として知られています。また、山畔中央には立石を置いて中心石とし、その下にソテツの群植と力強い枯滝石組が庭を引き締めています。国指定名勝。


住所・連絡先

住所
電話番号
交通
ホームページ
山口県宇部市小串210
0836-21-1087
JR山陽本線宇部新川駅から宇部市営バス「小串」停留所下車 


感想

夜泊石と州浜が特徴の宗隣寺に行ってきました。

庭園内に入ると、わりと浅い池泉と船に見立てた夜泊石が目につきます。大きなジオラマみたいに見えてきて、なんだか楽しくなってきます。小さいですが州浜もあるので、なるほど毛越寺の雰囲気に似ているなと思わされます。しかし、毛越寺みたいな荒々しさままったく無く、むしろ柔らかい感じがするのが面白いですね。


写真(クリックすると拡大します)


宗隣寺庭園 宗隣寺庭園 宗隣寺庭園

山門

本堂

本堂横の庭園

宗隣寺庭園 宗隣寺庭園 宗隣寺庭園

庭園

池泉と夜泊石

立石、ソテツ群植、枯滝石組

宗隣寺庭園 宗隣寺庭園 宗隣寺庭園

州浜

夜泊石

池上にある茶室

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造園メニュー

岡山 太陽のそばの果樹園
〒716-1131
岡山県加賀郡吉備中央町上竹688-2

園主写真



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