港の見える丘公園 |
港の見える丘公園は、開港当時、外国人居留地で、丘の上にイギリス軍、下にフランス軍が駐留していました。大戦後、アメリカに接収されましたが、返還後、地元の要望で公園として整備されました。そして昭和37年(1962年) 平野愛子が歌う「港が見える丘」に合わせて開園しました。
公園は、イギリス総領事官邸であったイギリス館、フランス領事館跡地のフランス山地区があり、その後、昭和53年(1978年)に大仏次郎記念館、昭和59年(1984年)に近代文学館、平成3年(1991年)にはバラ園が造られました。また、バラ園は平成11年(1999年)にローズガーデンとして再整備されました。
園内は、丘の上から近代文学館地区、イギリス山地区、展望広場地区、フランス山地区に分かれており、イギリス山地区には館内を見学できるイギリス館、沈床花壇、ローズガーデン、大仏次郎記念館、噴水広場があり、隣の展望台と合わせて家族やカップルの憩いの場所となっています。また、元町に向って下りていくとフランス山地区となり、自然を生かした庭園と、在りし日のフランス領事館の遺構を見学することができます。 面積 57,765㎡
山下公園と並び、横浜を代表する公園である港の見える丘公園に行ってきました。
イギリス山地区から入ると、すぐに港が見えてきます。ベイブリッジをしばし見た後、園内を散策します。ローズガーデンは約80種1800株のバラが植栽されており、バラの開花時期は多くの人が訪れるのではないでしょうか。その奥にイギリス館があり、館内を見学することができます。イギリス館は昭和12年(1937年)大英工部総署の設計で建てられたRC造り2階建、地下1階で英国調ともいえる穏健重厚な意匠となっています。
綺麗に整備されている沈床花壇の見どころは、カイズカイブキです。ここの剪定は刈込ではなく、ハサミをいれて透かしており、中の枯れ枝も綺麗に取り除いていますので、ここに来たら是非みてください。目立たないところですが、小さいことも注意してみると面白い発見がありますよ。
展望台からの景色は、それは丘の上ですから横浜港が見えて気持ちがいいですが、高速道路ができる前はもっと景観がよかったそうです。また、港の夜景がきれいなので、夜は多くのカップルでにぎわいそうですね。
フランス山地区に下りていくと、フランス領事館の遺構があります。他は自然を生かした庭となっています。
また、近くに外人墓地がありますので、ここまで来たら是非足を運んでください。元町でショッピングしながら帰るのもいいですね。