MOA美術館 |
MOA美術館は、昭和32年(1957年) 文化人でもあり世界救世教の創始者でもある岡田茂吉氏の「熱海にも世界的な美術館を建設し、日本の優れた伝統文化を世界の人々に紹介したい」という意思を継承して、岡田氏の死後、熱海市に熱海美術館として会館したのが始まりです。
その後、昭和57年(1982年) 岡田氏の生誕百年の年に、本格的な美術館 MOA(Mokichi Okada Association)としてリニューアルしました。
美術館の所蔵品としては、尾形光琳筆「紅白梅図屏風」、野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、手鏡「翰墨城」の国宝3点ほか重要文化財65点を含む約3500点で構成されています。
茶苑にある光琳屋敷は、MOA美術館3周年を記念して、昭和60年(1985年)に、尾形光琳自ら書いた図面と、大工の仕様帖、茶室の起し図(いずれも重要文化財)などに基づき、数寄屋建築研究の権威 堀口捨己博士の監修によって復元されました。
熱海のMOA美術館に行ってきました。
熱海駅から急坂をバスで登って行くと山の斜面を利用した美術館に到着します。中に入るとカラフルな照明のエスカレーターに驚きます。そして、ここからいくつもエスカレーターを乗継ぎますので、美術館はかなり標高が高い所に建設されたことがわかります。
そして、写真などで目にするムア広場に到着します。横に心地よい芝生がありますが、残念ながら立ち入り禁止でした。館内は通常の展示の他、季節毎に催し物を開催しています。今回はアフリカフェアでしたので、アフリカの美術品(お面など)の展示や、アフリカの踊りや音楽の実演を行っていました。美術館なのに踊りや音楽まで楽しめたのは意外でしたね。
茶苑はひろびろとしており、ビリジャリの庭はまるで駐車場のようでした。開放感はありますね。光琳屋敷の庭は入ることができず、外からしか観賞できません。せっかくの庭なのにこれは残念ですね。
メインは美術館なので、展示されている国宝を鑑賞し、庭も見るといった感じでしょうか。