毛利庭園 |
六本木ヒルズの敷地内にある池泉回遊式庭園。平日はサラリーマンや近隣住民、休日は観光客の憩いの場になっています。横にテレビ朝日があるので、当局の天気予報の撮影もここで行われています。
慶安3年(1650年) 毛利元就の孫、秀元が上屋敷を設け、庭園が造られました。その後、吉良邸討ち入り後の赤穂浪士10名が毛利家に預けられ、ここで武士の本懐を遂げたことでも知られています。また、乃木希典陸軍大将の生誕地でもあり、歴史的に貴重な場所となっています。
明治時代になると、中央大学の創始者である増島六一朗が明治20年(1887年)自邸として取得し、庭園を芳暉園と名付けました。
昭和になると、昭和27年(1952年)ニッカウヰスキーの東京工場、昭和52年(1977年)にはテレビ朝日と所有者が変遷し、平成15年、再開発に伴い六本木ヒルズが建設され、同時に毛利庭園として生まれ変わりました。 面積約4,300㎡
テレビ朝日の報道ステーションで、お天気お姉さんのバックに映っている毛利庭園に行ってきました。新しい庭園ですが、毛利と名が付いているだけあって、歴史を調べると様々なドラマを知ることができます。このため、ニッカウヰスキー工場時代、年1回住民に開放され親しまれていたニッカ池を、現在の池の下に埋土保存し、将来の遺構発掘の可能性を残しているなど歴史に配慮した庭園造りを行っているのでしょう。この手法は奈良の東院庭園を思い出させてくれますね。
園内は池泉回遊式庭園ですが、テレビ朝日側に芝生スペースがあり、庭園と公園を合体させたような都会的庭園になっています。テレビ朝日の反対側の散策路は趣が少し変わり、場所によっては樹木のカーテンで深山を思わせるような演出を感じさせます。
樹齢300年と言われているシンボルツリーのイチョウは、高さ20メートル、目通り4.66メートル、葉張り15メートルの巨木です。この木は1994年に移植されたものなので、毛利庭園に来たら是非見て下さい。作業の大変さが目に浮かびますね。