栗林公園 |
栗林公園は、16世紀後半の元亀、天正の頃から当地の豪族であった佐藤氏によって、西南地区(小普陀付近)に築庭されたのに始まるといわれ、寛永年間(1625頃)讃岐領主 生駒高俊の別邸として、南湖一帯が造園されました。
その後、寛永19年(1642)に生駒氏に替わり入封した初代高松藩主松平頼重に造園が引き継がれた後、延享2年(1745)5代藩主松平頼恭の時代に完成しました。以来、明治維新に至るまで脩築を重ねて、松平家の下屋敷として228年間、使用されました。明治4年(1871)高松藩は廃され、新政府の所有となり、明治8年(1875)に県立公園として一般公開され、現在に至っています。
庭園は、約23万坪の敷地があり、池泉回遊式庭園の南庭と、元は藩主の狩猟場で洋式庭園の北庭に分かれます。紫雲山を借景に、南湖、北湖、西湖、涵水池、芙蓉沼、群鴨池の6つの池と13の築山からなり、香東川の水を取り入れ、最大限に山水の美を生かしています。また、1歩1景といわれるように松と石と泉をさまざまに配置して12景を造り、四季折々の情緒を醸しだしています。南湖畔には、藩主が月見の宴や茶会などを楽しんだ掬月亭や優美な偃月橋、根上がり五葉松、池に浮かぶ小島があり、素晴らしい景観を楽しませてくれます。総面積 約75ha 平庭部 約16ha 国指定特別名勝。
泉とマツの大庭園、栗林公園に行ってきました。
やはり栗林公園と言えばマツですね。園内で手入されているマツは1000本余り(手入れされていないマツはさらにあるとのことです)で、これを7人の職人さんで管理していると言われていました。手の掛るマツをたった7人で管理しているのは驚きでした。ここの管理されたマツの姿を見に来るだけでも価値はありますよ。
紫雲山を借景として設計されており、南湖、北湖、西湖、芙蓉沼、群鴨池、涵翠池など多くの池を配した回遊式となっています。園内は広く、初めての来園では同じような景色も多いので、迷ってしまいそうですね。飛来峰、芙蓉峰から見る南湖、北湖の景色はまさに絶景ですよ。