円覚寺庭園 |
円覚寺は臨済宗円覚寺派の大本山で、弘安5年(1282)、鎌倉幕府8代執権の北条時宗が、中国より無学祖元禅師を招いて創建されました。時宗は、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されており、禅を弘めたいという願いと、蒙古襲来による殉死者を弔うために円覚寺を建立しました。
庭園は、建武年間に夢窓疎石が作庭したといわれており、妙香池と呼ばれる心字池を中心に、山側に波浪の浸食を擬した虎頭岩が配されています。
鎌倉にも多くのお寺があり、その代表的なお寺のひとつです。
方丈の庭やその対面の妙香池と虎頭岩は見どころです。敷地は広く、山の斜面に沿って登っていくような感じです。ただ、この庭だけではそれほど面白みがあるけではないので、仏殿等の建築や、松嶺院の美しい山アジアイの庭や、奥に苔むした趣のある小庭があるので、広い境内を散策しながら様々な視点で見るのがよいでしょう。
ここで、ビャクシンに赤いモルタルで補修しているのを見つけ、下の写真に載せています。樹医の方が処置したのでしょうか?いろいろな資料を見ますとモルタルを詰めるのは賛否があるみたいです。これから勉強して是非樹木医を取ってみたいものです