与那原大綱曳 |
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与那原の綱曳の起源は、尚永王(1573~1588)までさかのぼるといわれています。その由来は、ある年、稲が不作のうえに害虫が大発生し、人々は餓死寸前になりました。困った村頭はアムト(堤)の下に捨てた老人に相談したところ、村民総出で鐘、太鼓を打ち鳴らし、大声をだしながら綱を曳くようにと教えてくれました。その結果、害虫がいなくなり、この事をきいた王は、毎年綱を曳いて豊年祈願することを奨励し、老人を捨てる事を禁じたとのことです。
与那原夏の風物詩、「与那原大綱曳」を見てきました。
綱引きというと、運動会を思い浮かべますが、沖縄の綱曳はまるで違います。与那原の綱を見た時、あまりの太さに驚きました。それもそのはず、綱の上に沖縄歴史上の偉人に扮した人が何人も乗り、それを神輿みたいに担いで町内を練り歩きます。最後はグラウンドで2組の綱を「かちき棒」で繋ぎ、それと同時に担いでいた綱をなんと落として、綱曳を始めます。勝ったチームが旗頭を掲げながら踊ります。
奇抜なお祭りですが、多くの人が綱曳に参加することができるので、楽しかった。最後はみんなでおなじみのエイサーを踊りました。