小川庭園 |
小川庭園は室町時代中期、ここに滞在していた雪舟によって作庭されたと伝わっています。
書院の前庭として造られた上下2段式の池泉観賞式庭園で、山の斜面を利用し、三尊石を中心とし、多くの石を組み合わせた剛放雄健な庭となっています。島根県指定名勝。
雪舟が作庭したとされる小川庭園に行ってきました。
山を背景に石組と植栽、現在は水は無いですが池がある小振りな庭園で、雪舟が作庭した山陰の常栄寺庭園、萬福寺庭園と良く造りが似ています。
入場料は500円と少し高いですが、現在、管理されている女性の方に詳しく庭園の話を聞くことができます。やはり個人でこのような庭園が造れたので、以前はかなりの名家だったそうです。ただ、ずっと傍にいらっしゃるので、なかなか落ち着いては観賞できなかったですね。
庭園は多く植栽があったそうですが、在りし日の姿の戻すために、多くを伐採したそうです。このため、美しい石組みが引き立ち、庭が甦ったようです。この石組みは味があり、見ていても何故か飽きない不思議な感じがしました。池に水があるといっそう美しいのですが、やはり個人では管理が大変なのでしょうね。