玉陵 |
![]() |
第二尚氏王家歴代の陵墓である玉陵(たまうどぅん)は、尚真王が弘治14年(1501)に、父である尚円王の遺骨を改葬するために築きました。
全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっており、墓陵内は、琉球石灰岩の高い石垣によって囲まれ、全ての庭には珊瑚砂利が敷きつめられています。墓堂は切石積の家型とした沖縄特有の形式をしています。墓室は東室、中室、西室の三つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋、東室は洗骨後の王及び王妃、西室には、墓前の庭の玉陵碑に記されている限られた家族の遺骨葬られました。
沖縄戦で大きな被害を受けましたが、3年余りの歳月をかけて修復工事が行われました。墓域は、2,442㎡。世界遺産。国指定重要文化財。
第二尚氏の墓所である玉陵に行ってきました。琉球石灰岩で築かれた門をくぐると、砂利敷きの広大な前庭があり、奥に墓室があります。こんな近くで、歴代の王が眠っていると思うと恐れ多い気がしますね。