瑞泉酒造 |
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明治20年(1887)5月1日に、崎山の焼酎職の家の三男である喜屋武幸永氏が創業した老舗の酒造会社です。泡盛の銘柄でもある瑞泉は、首里城内の瑞泉門付近にある泉「瑞泉」から命名されました。この泉に碑文があり、以下のように記載されています。
「中山第一」:泉の水が量・質ともに中山第一の泉という意味。
「源遠流長」:源遠ければ流れ長しで、水の尽きないことを表現。
「飛泉漱玉」:泉の水が玉を漱うように勢いよく飛び散っている。
「霊脈流芬」:よい泉の水はよい香りがあるの意味。
この碑文に喜屋武幸永氏が感銘を受けて名酒「瑞泉」が誕生しました。
泡盛「瑞泉」が有名な首里城近くの瑞泉酒造を見学してきました。
突然の来社でも気持ち良く案内していただき、楽しく見てきました。最初は泡盛の歴史、作り方のビデオを見て、その後、担当の方が詳しい説明がありました。残念ながら貯蔵タンクには入ることはできませんでしたが、試飲もできるので泡盛好きにはたまらない場所ですね。
製造工程は、タイから輸入されるインディカ米を原料に、①蒸米 ②製麹 ③仕込み ④蒸留 ⑤貯蔵・熟成 の順になり、通常は1年ほどで、古酒は3年以上かけて出荷となります。私はあまり酒が強いほうではありませんが、盛夏、沖縄で飲む泡盛は、おいしくていつも以上に飲めます。きっと泡盛が苦手な人でも、不思議に飲めるのではないでしょうか。