平和祈念公園 |
平和祈念公園は、沖縄戦終焉の地である糸満市の摩文仁の丘を南に望む台地にあります。
公園整備は、琉球政府時代から始まり、本土復帰後の昭和47年から都市公園として本格的な整備が始まりました。
公園内には、沖縄戦の写真や遺品を展示した平和祈念資料館、沖縄戦で亡くなられた人々の名を刻んだ平和の礎、戦没者の鎮魂と永遠の平和を祈る平和祈念像などがあり、国籍を問わず、訪れる多くの人の聖地となっています。
公園内には有名な、平和祈念資料館、平和の礎、等があり、8月の暑い日、テレビで目にする場所です。
平和記念資料館は、戦争の犠牲になった多くの霊を弔い、沖縄戦の歴史的教訓を正しく次代に伝え、全世界の人々に私たちのこころを訴え、そして恒久平和の樹立に寄与するために、1975年に設立されました。 館内は沖縄戦に突入していったその時代の背景から、戦中、戦後まで時代にそってさまざまな展示をしています。たぶんここには修学旅行生が、また観光にきた子供たちが見学にくることでしょう。正直、かなりショッキングな写真、また、戦争体験についての生々しい証言があり、これを直視することができるのだろうかと感じてしまいました。でも、ありのまま、本当にあった事実を後世に伝えるために設立し、2度と同じ過ちをけっして繰り返さないためこのように展示しているのだという強い意志も感じました。
1995年に除幕した平和の礎には国籍や軍人、非軍人を問わず、沖縄戦で戦死した全犠牲者23万8千人余の氏名が刻まれています。訪ねた日は7月の平日でありましたが、遺族と思われる方が何人か礎の前で拝んでいました。
未だに残る戦争の痕を、後世の私たちに伝えている貴重な場所です。敷地面積 約47ha