国際文化会館

国際文化会館

概要

日本と世界の人々との間の知的交流を通じて、相互理解の促進をはかることを目的に設立されたのが財団法人国際文化会館です。

元は、江戸時代から幕末にかけて多度津藩主 京極壱岐守の江戸屋敷でした。明治になると井上馨外務大臣の所有となり、明治天皇をお迎えして歌舞伎を供したりもしました。その後、久邇宮邸、赤星鉄馬邸と変遷し、昭和4年(1929年)に三菱財閥の4代目当主 岩崎小彌太の鳥居坂本邸となりました。庭園は京都の造園家「植治」こと7代目小川治兵衛に依頼し作庭させました。昭和5年(1930)の岩崎邸実測平面図と現在を比較しても、作庭当初の姿を大筋で残していることから、関東における貴重な植治の庭と言えます。この庭は、崖に面した南側と鳥居坂に面した東側に植栽が施され、その内側に池を設けた約3千坪の池泉回遊式庭園になっています。

岩崎邸は昭和20年(1945年)5月の空襲で焼失し、その後、昭和30年(1955年)、日本建築の巨匠 前川國男、坂倉準三、吉村順三の三氏の共同設計で植治の庭との調和を最大限に考慮した現在の旧館が、昭和51年(1976)に前川國男氏により旧館の改修と新館が完成しました。


住所・連絡先

住所
電話番号
交通
ホームページ
東京都港区六本木5-11-16
03-3470-4611
都営地下鉄大江戸線 麻布十番駅から 徒歩5分
http://www.i-house.or.jp/

感想

六本木にある植治の庭に行ってきました。麻布十番駅で降りて、長く急な坂を登っていって着きました。夏は少しシンドイかもしれないですね。

建物から庭へ降りるとそこは芝生になっていて、その先が小高く急な築山になっています。築山は散策できるようになっており、庭の景を楽しむことができます。枯川は昔、水が流れていたそうですが、水源が無くどのように流していたのか不明です。

ところどころで六本木ヒルズの景色が見え、都心に居ると実感しますが、庭は清掃が行き届いており、その空間はしばし都心に居ることを忘れさせてくれます。また、刈り込み仕立てが多いので植治の庭であると感じさせてくれます。ただ、中華風お地蔵さんを植治が設置したのかは疑問ですが・・・

六本木ヒルズからも近いので、毛利庭園を見た後に来てみたらいかがでしょうか?


写真(クリックすると拡大します)


入口

芝生

刈込が目立つ

桜散る池

庭園と建物

池と灯篭

中華風お地蔵さん

枯流れ

枯流れ

流れ

六本木ヒルズと庭園

庭園

庭園と建物

灯篭

建物のベランダ

前へ 上へ 次へ

造園メニュー

岡山 太陽のそばの果樹園
〒716-1131
岡山県加賀郡吉備中央町上竹688-2

園主写真



ブドウのご注文

印刷できる樹木図鑑

フェイスブックへ