常徳寺庭園

常徳寺庭園

歴史

常徳寺は浄土宗鎮西派の寺院で天正年間(1573~1591)の創建と伝えられていますが、たび重なる災禍により文献が焼失したので、はっきりとはわかっていません。本堂前の墓地には、中世から江戸時代のものとみられる古墳・石塔があるので、天正年間以前にも寺院が存在した可能性もあります。明治3年(1870)に焼失し、翌年に再建され現在に至っています。また現在は、住職不在の寺院となっています。

庭園は池泉観賞式で、池の中央に中島が築かれています。ただ、池は涸れた状態にあります。中島には小振りな山形石、立石、積石などがあり、蓬莱山を思わせる造りになっています。池の奥にある高さ約7mの巨岩を遠山石に見立て、その南裾部を巧みに削岩し、力強い渓谷風の滝石組に仕上げています。

作庭者は、江戸時代に編纂された「防長風土注進案」から、雪舟が作庭したのではないかと思われますが、常徳寺の創建時期と雪舟の生きた時代が異なるので、雪舟作ではないとの考えもあります。国指定名勝。


住所・連絡先

住所
電話番号
交通
ホームページ
山口県山口市阿東蔵目喜1498
083-956-0116(山口市阿東地域交流センター)
中国自動車道 鹿野ICより車で60分


感想

雪舟作と伝えられている山口の常徳寺に行ってきました。

雪舟作なのでどんなに立派な寺院かと思い、管轄する役場に問い合わせたところ、「工事中でブルーシートが掛けられている」「現地には誰もいない」と言われ、ちょっと不安になりながら訪れました。

到着すると、思っていた以上に淋しい場所で、お寺もかなり傷んでいる様子でした。池泉は涸れており、中島の一部には言われていたとおり、ブルーシートで覆われていて、正直、景観を楽しむような感じではありませんでした。将来整備されてから改めて訪れてみたいと思います。


写真(クリックすると拡大します)


常徳寺庭園 常徳寺庭園 常徳寺庭園

山門

本堂

庭園

常徳寺庭園 常徳寺庭園 常徳寺庭園

庭園

庭園

中島

常徳寺庭園 常徳寺庭園 常徳寺庭園

削岩した巨岩

巨岩の上からの景

中島から本堂を見て

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岡山 太陽のそばの果樹園
〒716-1131
岡山県加賀郡吉備中央町上竹688-2

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