縮景園

縮景園

歴史

縮景園は、広島藩主浅野長晟(ながあきら)が、元和6年(1620)に別邸の庭園として築造されたもので、作庭者は茶人として知られる家老の上田宗箇と伝えられています。池泉回遊式、舟遊式の庭園で、ニ葉山と己斐山を借景とし中央に濯纓池を配した大名庭園になっています。

園の中央に濯纓池を掘って14の中島を浮かべ、周囲に山を築き、渓谷、橋、茶室、四阿などが巧妙に配置され、それをつなぐ園路によって回遊できるようになっています。池の中央には中国風の跨虹橋が架けられており、七代藩主重晟(しげあきら)が京都の名工に二度も築きなおさせたものといわれ、滝石組は当時の石組が残されています。また、園の名称は、中国の景勝地である西湖を縮景したと伝えられていますが、幾多の景勝を聚め縮めて表現したとする説もあります。

清風館は庭園のほぼ中央にあり、庭園の結構にふさわしい数寄屋造りで、屋根はこけら葺きである。西側は優雅な書院造りの様式をそなえており、東側には花頭窓を設け跨虹橋を臨んでいます。昭和15年(1940)に浅野家から広島県に寄付されましたが、昭和20年(1945)の原爆によって壊滅状態となってしまいました。県教育委員会は、戦災前の景観に復すべく整備をすすめ、清風館、明月亭などの亭館も復元しました。面積50995.66m2 国指定名勝。


住所・連絡先

住所
電話番号
交通
ホームページ
広島市中区上幟町2-11
082-221-3620
広島電鉄白鳥線 縮景園前停留所からすぐ
http://shukkeien.jp/

感想

広島駅にほど近い縮景園に行ってきました。

散策するにはちょうどいい広さの庭で、園内も清掃がいき届いておりとても気持ち良く鑑賞できます。余計な売店などもなく、落ち着いた空間でおだやかな時を過ごすことができます。壊滅した庭園をこの姿に戻した先人の偉大な業績に感謝させられます。

濯纓池の周囲を廻り歩くと、どこから見ても美しい池の景観が観賞でき、名前の通り景勝地を凝縮したような場所だなと感心します。


写真(クリックすると拡大します)


縮景園 縮景園 縮景園

入口

清風館

濯纓池と跨虹橋

縮景園 縮景園 縮景園

濯纓池と跨虹橋

濯纓池の中島

跨虹橋

縮景園 縮景園 縮景園

濯纓池と跨虹橋

悠々亭

州浜

縮景園 縮景園 縮景園

迎暉峰からの景

夕照庵

明月亭

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造園メニュー

岡山 太陽のそばの果樹園
〒716-1131
岡山県加賀郡吉備中央町上竹688-2

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